除草剤を使う人の気持ち 二反の田の草抜き③

今朝は7時～13時まで二反の田の草抜きを行った。
父と母にも再び手伝ってもらった。
草の多い個所はこれまでに抜いていたので、今日は
午前中で終えることが出来た。

ひとまずこれで一区切り。だいたい抜けた。

目ざとく見つけるとどうしても気になるのだが、
果たしてこの雑草全除草主義な考え方はいかがなものか、と
父が抜き残した草を抜いていて思った。

薬を使っていないので、当然好き放題に草は生えてくる。
「自然栽培だから、草はあってもイネは大きくなる」
とは今のところそう思えない。
収量に関わってくると思っているからだ。収量が減ればその分、
届けることが出来るお客さんにも届けることが出来なくなる。
三枚合わせて三反四畝ほどの面積だから、草が気になり
なんとか全部抜いて、最大限収量を上げてやろうと
思ってしまう。

収量により売り上げが減るのももちろんだが、なんか
草が生えているのが嫌と思ってしまっている。
それって、除草剤を使う人の心理と似ている気がする。
草を全滅させ、最大限の収量を確保したいという考え方と。

自然と共存って何だろうなと思ったりする。


とりあえず、除草剤を使わないからと言って、腰をかがめて
草を抜くことが美徳ですなんてことは思っていない。
草を大量に生やしてしまった時点で、管理不足というだけ。
今回もそう。特に裏の七畝の田んぼが。
手除草ありきではなく、そもそも草を生やさないには
どうするかという視点で栽培を続けようと思う。