2015年 08月 31日
異業種交流を経て出来ることは何か
商工会主催ではないところがおもしろい。
普段、話を交わすことがない人とお互いの考えを交わせる
という意味では有意義な時間になった。
町おこし、地域活性化、地方を元気になど訳が分からない表現は
あまり好きではない。
そうではなく、個々の企業がまず利益を産めて、後を育てて
引き継ぐ。そういった個々の企業の集合体が町であり、町の色が
出来ていくのではないかと思っている。
だから、まず交流ありきではないと思っている。
交流したからどうだという思いもある。
このたびの交流会では、この会自体の落としどころが全く
見えなかった。そもそも何がしたく人が集まったのか。
振興局側も何がしたいですか?と聞いているようにも感じた。
でも、それが良いのではないかとも思える。
始めからこうしてください、ああしてください、ではないから。
話の中で「旧北房地区の特産品を」というものがあった。
そうすると、業種は生産業、製造業、小売業と偏りがち。
自動車屋さんなんて始め寝てたし(笑)
せっかくいろんな業種の人が集まっているんだから
それぞれの仕事を通して見える地域の課題をもっと
話せたらいいなと思う。
何かを生み出したいのなら、もうとっくにやってるでしょ。
米屋目線で見る課題は、農業用水路とホタルの関係。
ホタルの時期にイベントをするのは勝手だが、
ホタルを出しに使うだけで、終わっているのが残念だ。
というのも、農業用水路とのバランスが取れていない。
(これは植木地区の諏訪の穴付近に限ってだが)
用水確保のために川底が上がれば浚渫を繰り返している。
それでは、いつまでたってもホタルが永続的に
住みつづけることはできない。
米屋目線では農業用水路は確保されていなければ
ならないのだが、地域の住民目線では浚渫はしてほしくない。
こういった目線で見て、異業種間で解決できる策が
講じれればと期待する。
次回も参加したい。