空気が通るように掘る

雪が解けてきたので、溝掘りの再開です。


昨年から畦に沿って溝を掘り、空気と水の脈の改善につとめて
いる田んぼです。今日から新たに下の田との畦に沿って溝を掘り始めます。

以前に掘った溝は、雪解け水を少しずつ流しているものの、上の田との
転換線部分の改善はまだまだな様子。

上から何枚も連なる田の水を、ここの田が堰き止めてしまっているように
思えます。そうすると空気の通りはここの田を境に滞り、上へ上へと影響が
及んでいきます。

そんな状況を改善しようと、上の田との転換線を掘り下げましたが、
余計に水を集中させてしまっている可能性がでてきました。
そのため反対側にもう少し深めに溝を掘ることにしました。



コンバインやトラクターの侵入口のため、境界線があいまいになり、
また、圃場部分との高低差がなくなってきています。
溝を掘った分の土は侵入口側に置き、減った土を戻してやります。

横溝と点穴を組み合わせたこの溝掘りは、田によってはめざましい
変化を見ることが出来ます。

この田んぼも春までには、少しでも空気と水の脈が通るように、
そんな思いで掘っています。



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