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籾殻くん炭の作り方

くん炭製造時間はざっと6時間くらいかかりました。

手順は、燃やして、火を消して、乾かす、です。

原料の籾殻は昨年採れた朝日の籾殻です。


製造するのに、くん炭器というホームセンターで1,600円ぐらいで
買える道具を使いました。


籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332369.jpg

このくん炭器の底に、新聞紙など燃えやすいものを入れて火をつけます。
わりとすぐに燃え尽きるので、新聞紙なら底の部分がいっぱいに
なるくらい入れても良いかと思います。


火をつけたら、すぐに籾を山のように積みます。
すぐそばにもみ殻を置いておくと、作業がスムーズです。


籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332502.jpg

この時、白い煙が出ていないと失敗です。
籾殻に火が燃え移る前に、火が消えています。
始めからやり直しはなかなかつらいので、籾殻を積み終わるまで
消えない程度に、新聞紙などを詰めておくことをお勧めします。


そのまま30分ぐらいで、筒の付近が黒くこげてきます。


籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332503.jpg

さらに二時間が経過すると、かなり黒い部分が多くなります。

籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332568.jpg

放っておいてここまで全体的に黒くはなりません。
これは何度か切り返した後の写真です。

まず黒い斑点のように焦げてきます。
そのぐらいまで焦げてきて、初めて下からすくうように
スコップなどで返しを行います。

ある程度放っておくほうが早く出来るようです。
灰にならないように、こまめに返していたのですが、
かえってそうすると時間がかかるようです。


籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332448.jpg

スコップを使い内側から返しながら、全体を焦がしていきます。
ここまでで5時間かかりました。

この日は、風が強くだいぶ周囲に吹き飛ばされてしまいました。

くん炭を作るのは、やはり風が穏やかな秋がいいようですね。



次はくん炭器を取り除き、平らにして水をかけ消火します。


籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332453.jpg

煙が出なくなるまで、じょうろで水をかけます。
かけた水は、5リットルバケツで6杯分くらいです。
かけたらその都度、返しを行うと、早く消せます。

今回は川の水をくんできて、じょうろで散水しました。
蛇口からホースを引っ張れなくても、このくらいの
量でしたら、バケツとじょうろで十分火を消せます。

いちいち川に水をくみにいっていたので、30分ほど
かかりました。蛇口から取れれば、もっと早く消せるでしょう。

火の消し方が甘いと、翌朝真っ白い灰になっていたり、火災の原因に
なる場合もあるようなので、しっかり水をかけたほうがいいです。



出来上がりはこのような感じです。

籾殻くん炭の作り方_b0328796_13332466.jpg


多少燃えていない籾殻が残っていますが、これで作業完了です。

あとは、一晩このまま置いて、乾いたらビニル袋などで保管をします。


当店では今年の育苗に、田土と混ぜてこのくん炭を使う予定です。

「育苗土全量北房地区産」を目指しての取り組みです。




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by asse_everblue206 | 2016-03-05 20:33 | 土づくり

有限会社安達商店 四代目のブログ 米屋で自然栽培農家でフルマラソンランナー。


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