2016年 07月 18日
あなたの田んぼにだけ通用する抑草・除草体系を目指して【除草剤を使わないイネつくり】
冒頭の章にこんなことが書かれてある。
p.27引用
「誰にでも使える技術でないと普及しない」と研究者や指導者は
今でも思い込んでいる。そんなことは近代化思想に毒された、
たかだかこの四十年間の特殊な偏見にすぎない。その田にだけ
通用する技術のほうが、どこにでも通用する技術よりずっと、
すごいということがわからないのだ。
引用終わり
この部分だけの引用だと誤解を招く恐れを感じるけど
除草剤を使わず管理をするための心構えはそういうことだろう。
どこでも通用する技術が現在の除草剤による体系ということで。
サブタイトルにあるように20数種の抑草法とあるように
様々な方法が書かれてある。
一方で「除草剤を選ぶように、抑草法を選んでも意味がない」
と書かれてある。
これはまさにその通りで、隣の人がそうしているからうちもそれで、
なんて選び方は意味がない。
なぜなら田んぼの土、生える草など条件が同じとは限らないから。
代掻きが嫌いな草、好きな草があるように、抑えたい草によっても
管理の仕方を変えなければならない。
これらの抑草・除草技術のもっとも初歩で、かつ最重要なのは
田の均平技術と畦の整備なんだけど、今年初めてトラクターを
運転してその精度が本当に難しいと身に染みたー。
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