ネットワークビジネスの勧誘の常套句

「仕事に拘束されていなければ、あなたの両親の死に際に

立ち合うことも出来るよ。」

「自由な時間があれば、海外旅行も好きな時に行けるようになるよ。」

と、まあこの二つが主に使われるんじゃないかな。

現に自分に声をかけてきた、バイトの先輩、昔の友人、地元の先輩等

から同じように言われたので、まあ当たらずとも遠からずと

いったところか。

結論からいうと、もっともらしく話してくるけど、

少なくともこの二つのことに関しては、仕事に拘束されていないから、

時間が自由に使えるから、出来ることではないんです。

普通に考えたら分かることなんだけど、勧誘された人で

普通に考えられなくなっていると、まともに受け止めてしまい

そんなに自由に時間を使えるようになるなら

誘いに乗ってみようかな、ってなる。

数年前に友人がこの手の勧誘を受けて、現職を辞めて地元を去った。

理由は自分の夢を叶えるためだという。

私を含め周囲の反対を押しきってまで叶えたかった夢は

上記の常套句のようなこと。

この知人に声かけたやつに一言言いたいが、

他人の人生をもてあそんで楽しいか？

もちろん鵜呑みにする方もする方だが、鵜呑みにする方も

その人なりの事情がある。

そこを巧みに揺さぶっているようで、無性に腹が立つのです。

さて上記の常套句ですが、これって夢でもなんでもないんです。

親の死ぬ直前に側にいたければ、側にいればいいのです。

仕事に拘束されているからってただの言い訳。

自由に海外旅行に行きたいなら、まずパスポートを取り

行き先のチケットを買えばいいんです。

お金と自由な時間が出来るまで我慢する必要はないんです。

そういう意味ではない、と反論が聞こえてきますが、

そこまで考えることではないでしょう。

言いたいのは、目的と手段を混同しないようにと

言うことです。

仕事に拘束されない、自由に使えるお金と時間は

あなたが果たす目的のための手段の選択肢の一つにすぎません。

もし今まさに勧誘を受けて迷っている人がいるなら、

あなたの本当に成し遂げたい夢や目標には

仕事に拘束されないこと、自由に使えるお金と時間が

なければ叶えられないものかどうかをまず考えてみて下さい。

お金がないから今は無理、だからお金が貯まる仕組みを作ってから

と考えている人は、本当にお金が貯まる仕組みが無ければ

叶えられない夢や目標なのか考えてみて下さい。

今すぐに動くことで、近づけるようなら動くべきです。

あなたが真剣に自分の人生を生きているからこそ

考えてしまうのです。

ひとまず冷静になってください。

ネットワークビジネスは、数ある手段の一つです。

勧誘されたら、自分の夢や目標を再確認出来る機会と

とらえて、これからもあなたの進む道を邁進して

いただけたらと思います。

(本日その知人が新しい夢を見つけたということを

聞き、今回の記事を書くにいたりました。)

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