2017年 02月 16日
作付品種の葛藤
三品種を考えています。
作付品種を考えるにあたり、優先される条件は
「売れる」かどうかという点。
私はお米における品種の優劣は無いと思っていて、あるのは
人の好みだけだと思っています。
「日本晴」というお米の味を好む人は、今どれだけいるのかな。
日本晴というお米は品種の特性として「耐倒伏性」「多収性」
が上げられる。これは生産者目線でいうと「作りやすい」
ということになる。
こういう作りやすい品種で気がかりなのは、倒れにくいために
肥料の量に関心が薄くなるという点。
多く取れる特性があるため、肥料の量が増えることも考えられる。
その結果、「まずい」米になる。
これが普通と思っていたところに「コシヒカリ」が誕生したもの
だから、みんな美味いと飛びつき、日本晴には見向きも
しなくなったのではないかと予想します。
だから、「まずい」米と決めつけるのは早計だと思っている。
(岡山の業務用米の代名詞に成り下がっている「アケボノ」
というお米ですが、実はとてもおいしいお米なんです。
今までアケボノはまずいと聞かされていたので、どんな米かと
改めて食べてみると、とてもうまい。
そんな経緯で、育て方の違いだけでまずいお米というものは
存在しないと思っています。)
このお米、無施肥で育てたらきっと美味いと思うんだけどな~
コシヒカリ系統でないことにも惹かれます。
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