2017年 03月 11日
日本酒の好み
置いてある酒が好きな私。
冷や(雪冷えくらい)が好きな父と弟。お燗(上燗~ぬる燗)が好きな私。
同じ日本酒好きとはいえ、好みがかなり異なります。
少し早い母の誕生日会で家族が集まり食事をしました。
その時に、それぞれに日本酒を持ち寄ることが恒例(!)に
なってきていて、父は紀土の初しぼり生酒、弟は同じく紀土の
純米吟醸酒を並べ、どちらもよく冷えています。
久しぶりに飲む紀土の生酒、冷酒はおいしかったですね。
上立ち香にフルーツを思わせる香りがして、これが何ともいえない
良い香りなんです。
かたや、私が出したのは神亀の純米酒。
常温のものを試しに二人につぐと、うーん、という反応。
お燗につけたものをついでも、うーん、という反応。
それもそのはずで、上立ち香はほとんどなく、あるのは昆布の
ような香りです。
冷やで飲むと、甘さを感じるものの、果実のような甘みではなく
だし汁のような米の旨み。
お燗につけると、一転辛口に変わり、キレが良くなり、米の旨みが
一気に膨らみます。
あー旨いな~と、満足気な私とは裏腹に、顔をかしげている父と弟。
同じ日本酒ではあっても、これだけの好みが分かれるんですね。
そして、造りによっても多種多様なお酒が存在するのが本当に
おもしろい。
だから、この酒がいちばんだとならなくていい。
飲み手によって好きな酒質があるのは当然。
生酒も好きなので、私の方が一緒に飲む分には得をしているかも
しれないですね。
次は「神亀 ひこ孫」「奥播磨 山廃純米」をいただきます。
楽しみです。
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