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種籾の温湯消毒

午前と午後に分けて、三品種合計27kgほどを塩水選にかけ
温湯消毒を行った。

今年はガス火を使い寸胴鍋で湯温60度~62度を維持しながらの
消毒を試してみたが、これがとても楽だった。
昨年までの、給湯器で70度近いお湯を足しながらの消毒よりも
温度調節がやりやすかった。


塩水選はにこまる、きぬむすめは1.13で行い、朝日は1.1で
行った。朝日は新しく田んぼをお借りした分、種籾がギリギリ
だったので軽い籾だけを分けることにした。
にこまる、きぬむすめは購入籾ということもあり、ケチって
ギリギリの量なので、これまた軽い籾だけを分けることにした。

塩水なので外で行い、すぐに籾を洗えるようにしておく。

種籾の温湯消毒_b0328796_11222560.jpg


続けて、寸胴鍋で60度~62度のお湯を維持しながら温湯消毒を行う。
36リットルの鍋に64度くらいまで湯温をあげておき、籾袋に籾を
4kg以下に小分けしていたものを入れると、だいたい4度ほど下がる。
60度を切るようなら、火力をあげる。
60度以上を維持しながら7分間はお湯につけておく。

種籾の温湯消毒_b0328796_11211746.jpg



その後、急冷させれば、籾の消毒は終わり。

塩水につけて、最後に水に浸けるまでは一気にしてしまう。
私は30分以内に全てを終わらせるようにしている。
そのため、小分けにした袋数だけ時間がかかる。


選別、消毒が終わればそのまま水につけて浸種に入る。
4月半ばの水温は13度。
だいたい10日ほど経てば、朝日に関しては加温せずとも芽(根)が出てくる。

にこまる、きぬむすめのような購入種子は、加温の必要が
あるかもしれない。


種籾の温湯消毒_b0328796_11211744.jpg

始める前、籾を塩水に浸ける前までが本当に緊張する。

終わればホッと安心するのは毎年のこと。



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by asse_everblue206 | 2017-04-12 11:22 | 自然栽培(苗・種籾)

有限会社安達商店 四代目のブログ 米屋で自然栽培農家でフルマラソンランナー。


by asse_everblue206