2017年 05月 09日
健苗シートの役割とは
どうも、保湿の方が強いと思うようになった。
新聞紙を撤去して、6日経つが潅水を我慢し続けている。
根主体の生育を狙ったものだが、そろそろ水をやらないと
トンネル両端の土が乾きすぎてるなと思っていた矢先の
今日の雨。
おかげで、土がまたしっとりと水分を含み、なんとか1.5葉期
まで水をやらずに済みそうである。
トンネル資材に使っている健苗シートは保温の役割が強いと
思っていたけど、どうも保湿の意味合いの方が強いように
感じている。
というのが、第一葉が伸び始めると昨年まではシートを
撤去していた。すると、たちまち土が乾き、毎朝の水やりが
必要になってくる。とても1.5葉期まで待つことは出来ない。
1.5葉期まで待つ理由は、本にそう書いてあったからなのだが
「根主体で育てるため」なのかもしれないと改めて思った。
(あとは地温を下げないということもあるが、これは
地温に急激な温度差を付けないという意味かなと思っている。)
今まで1葉期になると、じょうろで潅水または苗代に水を溜め
始めるという管理をしていて、1葉が1cm~1.5cmと短い
生育しかしなかった。(葉鞘は3cm前後には育っていた)
それを今年は出来るだけ潅水を我慢することで、2cm~3cmと
1葉が大きく展開した。つまり、葉鞘とほぼ同じ長さまで
育ったのだ。
1葉が展開するまで、以前なら潅水を待つことは出来なかった。
しかし、健苗シートをしていたため、一切の潅水をせずに済んでいる。
もっとも、シートの保湿性能を発揮させるためには「土の上に置いておく」
ということが大前提であるのだけど。それも田んぼの苗代の上に。
現在1.5葉期になりかけている。
明日は曇り予報なので、明後日には水を溜めようかと考えている。
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