今のところブログの更新が続いているのは、ガラケーからスマホに変えたことが大きい。
ウェブの閲覧が出来るようになったことはもちろんだけど、それよりも場所を選ばなくなったことがとても大きい。
そして、これはブログを更新することに関しての仕組みを整えたことになる。
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ガラケー時代はその端末でネットをするなど考えもしなかった。
当時は日本人で最後の一人になるまでガラケーを使い続けよう、なんて思っていた。
スマホに替えない理由として、家のデスクトップで何でも出来るから、だった。
スマホに既に替えている友人には、何で替えないの?と不思議がられていた。でも、画面を見ればゲームばかりしているその友人にとってのスマホはただの暇潰しのためのツールであり、逆に何でスマホにしてんの?って思っていた。
その頃の僕にとってスマホは、ただ維持費のかかる端末に過ぎなかった。
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転機は昨年の夏に突然やってきた。
7月中旬、それは田んぼにて怒濤の除草作業をしている時だ。
炎天下の下、長袖長ズボン+長靴を履いて、田んぼの中を除草機を押して歩いていた。
体は水分が余剰にあるときだけ汗をかける。ある一定の量の汗を出してしまうと、あとはあまり出なくなる。その後は、休みなさいと体が言っているかのごとく、めまいや体の疲労を感じ始める。
フラフラしつつ作業を終えると、僕の汗によりガラケーは永眠していた。
携帯電話だからポケットに入れてたけど、さすがに耐えられなかった模様。
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スマホに変えたのは何となくだった。
新しく替えるのにわざわざガラケーにしなくても良いかと。
写真を撮れるからいいかな、ってぐらい。
何となく替えたものの、スマホというものの凄さを僕は実感し始めた。
スマホの凄いところは情報を拾うのも発信するのも、場所を選ばない点である。
それまで、ブログの更新をするのにはデスクトップの前で「さぁ、書くぞ」という気合いを入れ、この場にある一定時間座っている必要があった。
この一定時間居続けるための時間確保がなかなか難しい。
必然仕事終わりの更新となるのだけど、冬で寒いから居間からわざわざ移動するのが面倒くさい。
と、なっていたのが、今ではどこからでも更新が出来る。
僕にとってブログの更新は、ただパソコンの前に移動するのが障壁になっていただけだった。
おまけにフリック操作に慣れると、ローマ字入力が面倒くさくなってきた。今はフリックの方が打ちやすくなっている。
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スマホに替えたことで、気づけたことは、物事の継続は意思の強弱ではなく、仕組みが問題であることが多いのかもしれない、ということ。
ランニングが続かない、甘いものを控えたいが我慢出来ない、なども同じで、それは意思うんぬんではなくて、そう出来るように仕組みを考えるべきなのだと思う。