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物を捨てれないのは「懐かしい」と言いたいからかもしれない  #490

仕事で使うデスク周りと違って、実家の自分の部屋は何かと昔の物が残っている。
今回そういった物を片付けるべく向き合っている中で気付いたことがある。

それは、これから二十年くらい経って、娘や息子たちに、「お父さん!こんなもの出てきたよ」とか、「昔はこんなもの使ってたんだねー」とか、思出話をしたいと思っている、ということ。

そのためには、ある程度の物が残ってなければならない。

なるほど、だから捨てれないのか。



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過去にそういうことがあった。

当時僕が中学生くらいだったか、何かの話の中で昔の話になり、父親が子供の頃の写真を見せてくれる機会があった。

ゴソゴソとタンスの奥から出してくれた古い写真の数々を、ワクワクして見たものだ。

当時小学生くらいの父親の姿は自分より幼く、通っていた小学校は木造で更に今とは違う場所に建っていたことを聞くと、突然その頃にタイムスリップしたような気になり、当時に思いを馳せていたようなことを覚えている。


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そんなことを自分の娘や息子に話したいし、見せたいなと思ってしまっているわけですな。

ついでに言うと、父親の手記や日記が残ってるとこっそり見てみたい。
僕と同じくらいの年には何を考えていたのだろうか。どんな仕事ぶりだったのだろうか。

今聞いても、がむしゃらに働いていて二十代・三十代は記憶に無い、と言われるだけで細かいことは分からない。


で、片付けに話を戻すと、あとあと両親に興味がわいて知りたいと思うことって、今の僕と同じなのではないのか?

つまり、簡単な手記や写真が残っていれば事足りるのではないのだろうか?

そう思えばほとんどの物は捨てれそうな気がしてくる。

スケートボード、スキューバダイビング用のシュノーケルやフィン、海外の駅やインフォメーションで取ったパンフレットなどなど。

何となくで押し入れに閉まっているけど、売れそうなものは売って、捨てれるものは捨ててみようという気になってきた。

一番の問題は本だ。こればかりは自分のこれまでの歴史であり、思考の過程のような気がして、なかなか捨てられない。

が、ここにも思いきって踏み込んでみようと思う。




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by asse_everblue206 | 2018-03-10 22:18 | 仕事

有限会社安達商店 四代目のブログ 米屋で自然栽培農家でフルマラソンランナー。


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