2018年 03月 23日
水路の管理は誰が行うか、ではなく皆で行うべき #497
町中を流れる水路は、消防用水と農業用水の二つの使われ方がされている。
先日の雨により、川に生えている葦が大量に水門に詰まり、その除去はだいたい消防団が行うのだが、この掃除は水利組合が行うべきだと毎回文句が上がる。
その水利組合は高齢化が進んでいるうえ、人数も少ないため完全にまかせるには心もとないのが正直なところ。
僕の意見では、消防団が、水利組合がではなく、町のことなのだから皆で行うべきものだと考えている。
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町中を流れている水路は、有事の際にいち早く消火活動を行うためにある。
この呰部(あざえ)商店街において、この水路の重要性は大きい。
いまどき珍しい石垣の水路。
余談だけど、これによって、アスファルト舗装の際に踏みしめられた土中の空気の逃げ場が確保されているんじゃないかと思っている。
大雨が降った時は、水門は閉められる。
それは、開けたままだとこの水路が水であふれる恐れがあるからだ。
そこで重要なのは、閉めた水門をまた開けること。
閉めるのは水門に行くだけで出来るが、再び開けようとすると鍵が必要になる。
それが面倒くさい。
この鍵を持っているのが水利組合であり、同時に水門の開け閉めの役割も担っている。
町にはいくつかの水利組合があるが、農業利水関係の組合員は3人。
(今回のエントリで問題に上げている水利組合はこの3人のことを指す。)
町中には田んぼが残っていて、その利用者がそのまま組合員ということになる。
僕はその組合員の一人で、あとは65歳以上の方が二人という状況。
今回のように水門に葦がつまったなど、体力のいる仕事は僕がやるしかない。
僕一人、または父に手伝ってもらって出来ないことはないけど、消防用水としての役割もこの水路は担っているわけだから、誰がするべきだと決めつけなくてもいいんでないかい?と思った次第。
一度上がった火の手は待ってはくれない。
町中の有事にはこの水路が初期消火には必ず必要なのだ。
田んぼの時期になると、自分事で水路の水を確認するようになるのだけど、それ以外ではあまり気にしてなかったことを反省しつつ、今後は町の消防用水ということを意識して、水位調節や水門の掃除を行っていきたい。
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