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ヒエを抑える方法は分かっているのに何故試さないのか #502



薬に頼りきっているから。
薬が全てで、それが効かないと分かれば、何をやっても無駄だと考えているから。


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ヒエは水深10センチ以上を保てれば、全く生えてこないか、生えても成長が抑制される。

理想は20センチほど欲しいけど、15センチもあればかなり抑えれる。
大人の手くらいの深さで、ヒエの生える勢いはかなり弱まる。

農家さんの話を聞いていると、「ヒエが生えるから大変だ」という声をよく聞く。米農家でいうところの「草」とはほとんどの場合「ヒエ」を指している。

一度生やすと稲刈りの時まで、厄介な存在になりうるからだ。

僕もこれまで田んぼと関わってきて、ヒエに相当苦しめられてきた。いや、今も驚異であることに変わりはないのだけど、先に上げたように、水深さえ取れれば何てことはない、ということを知っている。

ヒエの特性など、今はインターネットで調べればいくらでも調べられるし、書籍にも当たり前のように書いてある。


畦を30センチ以上の高さに作り、田の均平を取り、田植え後から苗の生長に合わせて水深を10cm以上に上げ、その深さを一カ月以上維持する。


そうすれば、ヒエの大部分は抑えられるのだけど、何故かヒエで苦労している人ほどその手段を取らない。
また、一本も生やしてはいけないという思いにかられ過ぎている。

田んぼにある草の種を一つ残らず排除することは難しい。
それよりも生えてこさせない、または生えても生長しにくい環境を作ることに力を入れれば良いのにと思うけど、実際は「生えたものは一本残らず薬で処理したい」人がほとんどである。

だから農薬代、除草剤代に何千円、何万円と費やすことにも躊躇が無い。

本当もったいない。





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by asse_everblue206 | 2018-03-28 11:31 | 自然栽培(除草・抑草)

有限会社安達商店 四代目のブログ 米屋で自然栽培農家でフルマラソンランナー。


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