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種籾がギリギリの場合の唐箕選のかけ方 ♯528



今年使用する種籾の量がギリギリの時は、軽い藁や籾殻だけ飛ばして終わりにしておきましょう。

あとは、塩水選で選別すれば大丈夫です。



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唐箕選の本来の役割は、重い籾と、軽い籾とを分けること。

でも、種籾がギリギリで、軽い籾を除いたら足りなくなるかもしれない。

そんな時は、藁と籾殻だけを飛ばして、あとは塩水選で分けるようにしましょう。


種籾がギリギリの場合の唐箕選のかけ方 ♯528_b0328796_17501640.jpg


唐箕(アルミ製)は右側の手動のファンを回して、風で籾の比重選別を行う道具。

写真の下側、籾の選別後の出口が二つあります。
右側から出てくる籾は重く、充実している可能性が高い籾。
左側に落ちた籾は、右側より軽い籾。
そして、写真左の蛇腹の青い筒に飛んでいくのは、藁や籾殻など。


まずは、使用する種籾を唐箕選にかけます。

一回通すだけでは、藁が出口の右側に落ちる場合があるので、全量通し終えた後、右側に落ちた籾だけを再び唐箕選にかけます。

そうすると、ほぼ完全に藁や籾殻は取り除けます。

本来なら、この時点で右側の籾だけを使用するのが望ましいのですが、今回のようにギリギリの時は、ここから左側の籾の再選別を行います。

右側の重い籾が入った袋は外し、新たに空袋を設置。

そして、左側に落ちた籾を再度かけると、案外右側に落ちる籾が多いことに気づきます。

続けて左側の籾をもう一度かけて、左側の籾に藁や籾殻が混じっていないことが確認出来たら終わりです。


選別にかける前の種籾から、藁ともみ殻だけを取り除くことが出来ました。



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健苗を育てるには、重い籾だけを使うことが本来は望ましいです。

ただ、購入種子だと、新たに買ってくれば足りるけど、自家採種した籾だとそうはいかないので、足りないことが予想される場合はこのようなやり方で選別してみてはいかがでしょうか。






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by asse_everblue206 | 2018-04-24 17:50 | 自然栽培(苗・種籾)

有限会社安達商店 四代目のブログ 米屋で自然栽培農家でフルマラソンランナー。


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