手前味噌を仕込む時に気を付けることは、カビ対策です。
カビは取り除けば残りは問題なく食べれますが、その分がロスになり少しもったいないです。
できるだけカビが生えないように仕込みたいもの。
そのためには容器に直接味噌を詰める方が良いです。
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先日今季二度目の手前味噌を仕込みました。
最後はこのように表面を平らにして、ポリ袋を表面に密着するようにかけ、重しを乗せれば完成です。
来年の今頃には食べ頃になっているはず。
使用した材料は、青大豆800グラム、米麹1300グラム、塩440グラムです。
この量でおよそ3.4キロの味噌が出来ます。
各家庭で食べる量は違うと思いますが、うちは二ヶ月かからず食べきってしまうので、今年はもう一つ仕込んだというわけです。
一年分の味噌を仕込むのは想像すればかなり大変です。
大量の大豆を煮るのもそうですが、煮た豆を潰すのが大変。
もし今後一年分の味噌を仕込もうと思えば、 ミンサーの出番は必須です。
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さて、容器に直接味噌を詰めずに、ビニル袋に味噌を詰めて、それを容器に入れる場合は、側面の隙間を作らないように気を付けましょう。
容器に直接詰める場合は、団子にした味噌を上から投げつけるように入れて、上から押さえつけ空気を抜きながら詰めていきます。
一方でビニル袋を容器に入れて、その中に味噌を詰める場合も、同じようにビニル袋の上から押さえ付けながら入れるので、大丈夫そうですが、隙間はやはり出来やすいです。
特に味噌を全て入れてナイロン袋を閉じる時に、表面近くに出来るシワやヨレに気を付けましょう。
ヨレて隙間が出来ると好気性のカビが生えやすくなります。
やはり味噌は容器に直接詰めていくほうが失敗は少ないです。
これまで二回の手前味噌作りで、いずれも表面の味噌の酸化のみ(酸化すると黒くなります)で少し削る程度で仕上げることが出来ています。
容器はアルコールで拭けば、そのまま使うことにも抵抗は少なくなると思うので、是非隙間なく容器に詰め、おいしい手前味噌を仕込んでみてください。