水稲の育苗は保温折衷苗代でトンネル管理をしています。
そのトンネルを作るために「トンネルメッシュ」という資材を使っています。
以前は「FRP製のポール」を使っていましたが、設置後の耐久性から今はトンネルメッシュを採用しています。
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トンネルメッシュとFRPポール
トンネルメッシュとは、このようなアルミ製の支柱のことです。
「FRP製のポール」とはこのようなものです。
苗箱を並べた後、どちらかの資材を使いトンネルを作ります。
そして、上からひ被覆資材をかけると、このようになります。
それでは、それぞれのメリットとデメリットを述べたいと思います。
トンネルメッシュのメリット、デメリット
メリット
・頑丈。
健苗シートなどの少し思い被覆資材を置く時にも頑丈なので、安心して作業が出来ます。
・設置が簡単。
ポンと置くだけでトンネルになります。
・トンネルの高さが揃う。
買い足しをしても、同じ規格なのでトンネルの高さがそろいます。
デメリット
・広い保管場所がいる。
幅が二メートル以上あるので、保管場所もそれなりに必要です。
・重い。
一つずつは大したことはありませんが、まとめて運ぶとなると重いです。
FRP製のポールのメリット、デメリット
メリット
・軽い
まとめて持っても軽いです。
・保管場所に困らない。
立てて保管します。ほとんど場所をとりません。
・価格が安い
少し買い足すにしても一本が100円もしないです。
デメリット
・トンネルの高さが揃わない。
一本一本地中に指してトンネルを作る性質上、高さを揃える必要があります。土の柔らかさにより、深く刺さなければならない場所もあります。
・グラグラして不安定。
今使っている「健苗シート」のように少し重いシートを乗せる時は数使わないと少し不安定です。軽いポリシートでは問題ないかもしれないですが。
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トンネル設置の簡易さと丈夫さを求めるなら、トンネルメッシュがおすすめ
あるホームセンターの販売価格を紹介します。
トンネルメッシュの価格は、一つ1,970円(税別)
FRP製のポール(2m10cm)は10本で、798円(税別)
トンネルメッシュの枠が13本あり、それに合わせてポールを3本買い足したとしても、トンネルメッシュはポールのおよそ倍の価格です。
初めはその価格と、保管場所がいらないことのメリットを感じてポールを選んでいました。
でも、トンネルメッシュの設置の簡易さを知ってからは、デメリット以上にメリットを感じています。
どちらも大切に使えば何年も使用が可能な素材で出来ています。
トンネルを簡単に作りたいと思っている人には、トンネルメッシュがおすすめです。