2018年 05月 22日
カルネッコ(根切りシート)を止めた理由 田んぼに根を張らせるためです #556
二年目まで使っていたカルネッコ(根切りシート)を今は使っていません。
その理由は、苗箱から根を田んぼに張らせたいからです。

根切りシートのタイプ
根切りシートで検索すると、様々な資材が出てきます。
大きく分ければ、苗箱の中に敷くタイプと、田んぼに敷くタイプの二種類があり、カルネッコは前者のタイプ。
苗箱の中に敷くタイプは、根を苗箱の底から外に出させないため。
田んぼに敷くタイプは、根が田んぼに伸びた際に剥がしやすくするため。
いずれも、田植え機にセットする時の手間の軽減を目的としています。
※苗箱の底には無数の穴が開いています。
どのくらいまでの大きさの苗に育てるかによって、苗箱のタイプが分かれていて、それぞれに穴の大きさと数は異なります。
穴が小さく少ないものは根切りシートは必要なく、反対に穴が大きく、数も多いものは敷く必要があります。
苗箱の底から根が張り出していると、苗を取り外しにくいのです。
根切りシートの使い分け
さて、大きく分けて二種類ある根切りシートですが、どのように使い分ければ良いでしょうか。
・苗箱の中に敷くタイプは、プール育苗に向いています。
・田んぼに敷くタイプは、折衷苗代など苗箱を地面に直接置く育苗方法に向いています。
苗箱の中に敷くタイプは、折衷苗代のように田んぼに直接置く育苗方法でも使えます。
僕が試した事例をお話しします。
苗作り初年度と二年目は、プール育苗を行いました。
初年度は新聞紙だったため、見事に苗の根が苗箱を貫通し、苗箱の裏にびっしりと絡みました。
水に浸かったままのプール育苗では、水根と呼ばれる太い根になります。
そのため、苗取りボードを差し込もうとすると、その根を切りにくく、せっかくきれいなマット状になっていてもグチャッと崩してしまうことにもなります。
対処方法としては、苗箱の裏に伸びた根を手でむしればボードを差し込めるようになりますが、かなりの手間を要します。
二年目は、カルネッコを敷いて再びプール育苗。
今度は苗箱の中で根を張るため、グルッと蒔いても崩れない立派なマット状になりました。

根切りシートを敷いていれば、このように苗箱の中で根を蒔くためとても剥がしやすいです。
三年目以降は田んぼに敷くタイプのものを使っています。
写真の青いネットは
追記 2022.3.4
5ミリ角に訂正します。2センチ角ではマス目が大きすぎますね。今使っているネットのマス目も同じサイズです。2センチ角では土が苗箱に付いてくるでしょう。

苗箱の底には新聞紙を敷いておくと、予想通りに根は苗箱を貫通しました。
根切りシートを田んぼに敷いているとはいえ、完全に根を切れるとは限りません。

苗箱の底に絡んではいないものの、かなり根が残っていますね。。。
苗代から剥がす時に、土まで持ち上げないため剥がしやすくはあります。
カルネッコを止めた理由
カルネッコを止めた理由は、田んぼに根を張らせるためです。
苗箱の中だけで、4.5枚の葉を出す苗を作るには少々無理があるかなと感じたためです。
苗箱の中に入れている土には肥料分は含まれていないため、田んぼに根を張らせてやる方が立派な苗になると思っています。
実際、35日ほどの育苗期間で、少し徒長していますが、まあまあの苗には育ちました。

肥料を使わない育苗をやってみようと思う人は、田んぼに敷くタイプで始めてみられれば良いかと思います。
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