2018年 05月 30日
決して安くはない玄米とワイモバイル 商品説明で不要な誤解を避ける ♯564
このぐらい知ってるでしょ。
言わなくても分かるだろう。
安いと思われている玄米とワイモバイル。
実はそうとも限りません。
玄米を売るときに添える一言
個人に販売するお米の価格には大きく分けて二種類があります。
白米と玄米の価格です。
このうち、白米の価格は提示しやすいのですが、玄米の価格を提示する時には、一言添えるようにしています。
「玄米色選(しきせん)にかけています。」
玄米色選とは、玄米の色彩選別機のことです。
今は光選別機というタイプに変わっていますが、名前が通りやすいので使っています。
玄米の選別機とは、黒い粒、青白い粒など色の付いた粒や、籾殻、ガラス片、小石などを取り除く機械のことです。
この機械に通したということは、玄米を右から左に売っているのではなく、玄米食に使える玄米に精製したものを販売しています、ということを意味しています。
今は玄米食をされる方が増えてきているので、当店で玄米を個人に販売する時の価格は、玄米色選にかけたものを基準にしています。(法人相手の場合、玄米価格は相場に応じるため、玄米色選にはかけずに卸すことが多いです)
機械にかけているのでその分価格は高くなります。
安いほうがいいと言われる方には、機械に通さない玄米を販売しますが、その際には「機械には通していない」ことをお伝えしています。
米屋で買う玄米だから、小石などは入っていないだろうと、もし思われていれば誤解を解くためです。
通常生産者から仕入れたままの玄米には小石が入っていると考えておいたほうが無難です。
ワイモバイルの基本料金は安いけど
少し前に携帯会社をドコモからワイモバイルに変えました。
理由は提示された価格が安かったからです。
しかし、請求金額を見ると、ドコモの時と変わりませんでした。
納得して契約したはずの月額基本料金は、2ギガで三千円台でしたが、スマホ本体の分割払いが加わり、結局請求額は六千円台となっていました。
ワイモバイルの担当者はシミュレーションをもとに丁寧に説明してくれました。
彼の中ではスマホ本体価格の分割払いが加算されるのは当然であり、客の僕は分かっているだろうということだったのでしょう。
こちらが分かっている前提での価格設定は誤解を生む原因であり、僕は先月末の請求金額を見てかなりザワザワしていました(笑)
初めて接するサービスのつもりで説明する
提供するサービスにおいて、特に価格に関わる前提の説明は、いくら丁寧に伝えても伝えすぎることはないと思っています。
例えば、普段玄米を買っている人は、白米を買う時に価格が高いと思いがちです。
同じ30キロでこんなに値段が違うのか、と。
玄米を精米したものが白米です。
精米をすれば約一割が米糠として減ります。
また、その精米に要する時間と手間が加算されるわけなので、玄米の価格とは違った価格になるのは当然なことです。
しかし、その事実を知らない人は実は多いのです。
ワイモバイルに乗り換えを検討されている方は、店頭でシミュレーションをされる際には「スマホの本体料金も加算して出してください」と伝えておけば、後のザワザワを防ぐことが出来ます。
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