2018年 06月 06日
二回代掻きのメリットとデメリット #571
代掻きは一回で済ませるのが良いのでしょうか、それとも二回行うのが良いのでしょうか。
どちらも試してみて、今は二回行うことにしています。
デメリットがありますが、それ以上のメリットを感じているからです。

理想の代掻きとは?
自然栽培における理想の代掻きは一回で、表層部分だけを掻き土がゴロゴロした状態を残すこと、と言われています。
例えば、主変速3、副変速1、PTО1で行った場合は、かなりゴロゴロした状態が残ります。
(一回で仕上げるのであれば、PTО2で行うのが良いかなと思います。)
代掻きをし過ぎて、土が細くなり過ぎるのは苗の成長には良くないと言われています。
そのため、代掻きは一回で済ませるのが良い、という考え方なのです。
二回代掻きのメリット・デメリット
二回代掻きのメリット
・一回目と二回目の間隔を一週間以上空けることで、初期除草が出来ること
・二回目までの期間水に浸かったままになるため、稲わら、稲株、草が水に馴染み埋め込みやすいこと
・一回目の代掻き後に水を溜めた状態を維持するので、田植え日の急な変更にも対応しやすいこと(水を溜めるにはある程度時間がかかるため)
二回代掻きのデメリット
・二回目までの間隔を一週間〜三週間ほど空ける場合、その間の水の管理をし続けなければならないこと
・代を掻きすぎる可能性があること
・作業時間が多くなること
一番のメリットは、初期除草が出来ることです。
5月の下旬ともなれば、薄く張った水はたちまち20度を越えるため、草の種が動き初めます。
そうして、本来なら田植え後に生えるはずだった草を一掃できます。
とはいえ、田植え後もワンサカ生えてくるので、除草機をかけることは必須作業です。
一番のデメリットは、作業時間です。
作付面積に比例して、作業時間は増えることになります。燃料代もかかります。
ちなみに慣行栽培では二回行うのが一般的です。
「荒代掻き」「植代掻き」と言われています。
一回目「荒代掻き」は田起こし後の耕盤を崩さないように、土と水を馴染ませ大きな土塊を割り、平らに均します。
二回目「植代掻き」は、表層部分をさらに細く砕き、田植えを行いやすくし、水持ちを良くします。
僕はこのやり方に、初期除草を兼ねていますので、一回目と、二回目の代掻きの感覚を一週間以上空けます。
一回代掻きに戻す可能性
上記のメリットを残し、デメリットを解消させる案として、田起こし後の田んぼに水を張り、代掻きはせずに一定期間維持させるという案があります。
水持ちのよい田んぼでは可能かもしれませんが、ただ田を起こしたままの状態では水を維持するのは難しいです。
常にかけ流しのように水を入れていれば良いのかもしれませんが。
今後一回代掻きに戻す可能性としては、草の発生率によるところが大きいです。
田んぼを平らにすることが代掻きの最大の目的ですが、除草の目的も外せません。
代掻きをした後の方が草が生えやすいため、ざっくり一度掻き、一週間以上おいて二回目を掻いています。
初期除草を兼ねて行うなら、二回代掻きはおすすめです。
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