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水深を5センチ以上にした場合のヒエの生え方 ヒエ田んぼに今年も苦戦してます



今年もヒエ対策に深水管理を行っています。

田植え後、水深5センチから始めるところをいきなり10センチ以上から始めています。

そのせいで、イネもヒョロヒョロに。。。


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※田植え後の夕焼け




ヒエ対策の深水管理とは


苗の成長に合わせて、水深5センチから徐々に15センチ以上に上げていく抑草方法のことです。

理想はそうなのですが、田んぼに高低差があるため土の高い所を5センチ以上に保つためには、水深10センチ以上から始めるところがどうしても出てきます。

深水管理は、親茎と子茎(分げつ茎)の太さ・大きさを揃える、分げつを抑える、冷害を回避するなど、たくさんの効果が期待出来ます。

太く大きな穂をつけるために水を深く張ると、結果的に草を抑えることにもなる、深水管理はおすすめです。



ヒエを抑えているが、イネもヒョロヒョロ


ヒエには、この深水管理が一番効果的と言われています。
ヒエは水中でも発芽出来ますが、成長するには空気中に葉を出さなければなりません。
その点はイネと同じです。

発芽後に葉を伸ばしますが異様に水が深い。なんとか空気中に葉を出そうとして背を伸ばします。その結果、体力を使いつくし、やがて枯れてしまいます。


この時、二枚目の葉を水中から出させなければ、この深水管理は大成功と言えます。しかし、二枚目がピンと生えて空気中に出てくると、しっかりと根を張るため機械では抜きにくくなります。


経験上、水深5センチ以上ではヒエの生える個体数は著しく減少し、または徒長してヒョロヒョロの葉になります。

今年も二枚目を徒長させるまでは上手くいっているようなのですが、その代償が高くつきそうです。


ヒエ対策の5センチ以上の深水管理ですが、イネもヒョロヒョロにしてしまっています。

毎年このヒエ田んぼには苦戦し、手除草を余儀なくされています。

そのため、今年は何が何でも手除草を避けたい。

でも、イネも大きくなれないんじゃ本末転倒です。



今年も手除草確定か。。。


今後あと二回は機械除草に入る予定です。

見る限り今以上に生えてこなければ、最低限の手除草で済むかもしれません。

三枚目の葉がピンと伸びれば、もう機械では抜けないため、その分は手除草が確定です。

あまりにヒョロヒョロの稲が多いため、ヒエの発芽が減れば水深を少し落とそうかとも思っています。







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有限会社安達商店 四代目のブログ 米屋で自然栽培農家でフルマラソンランナー。


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