2019年 07月 14日
涼を感じられる新庄村の絶景スポット 不動滝は梅雨の時期もおすすめ
岡山県は新庄村にある不動滝に行ってきました。
滝を見るなら真夏の時期が良いのですが、梅雨の時期でも楽しめます。

【目次】
不動滝(男滝)とは?
不動滝へのアクセス、女滝(めんだき)から男滝(おんだき)へ
涼しさを味わったら、道の駅「がいせんざくら新庄宿」でご飯・休憩
不動滝(男滝)とは?
岡山県新庄村を代表する滝です。
城主の姫が身を投げたと伝えられる荒々しい男滝(おんだき)と、その下流にある優しい姿の女滝(めんだき)と、二つの滝を観賞できます。
不動滝と呼ばれる所以は、近くに不動様がまつられていることから。
ちなみに、新庄村は岡山県の最北端に位置する人口約1,000人の『村』です。日本に現在ある183ある村のうちの一つ。
豊富な水源の森である毛無山を有し、岡山県三大河川の旭川の源流域にあたります。
明治5年の村政施工以来一度の合併もありません。
早い段階で「小さくても合併せずに自主自立の村を目指す」という新庄村宣言をして単独での存続を決めています。
不動滝へのアクセス、女滝(めんだき)から男滝(おんだき)へ
不動滝へのアクセス、駐車場
新庄村の入り口に道の駅「がいせんざくら新庄宿」があります。ここから車で10分ほどのところに不動滝の入り口まで行けれます。
ちなみに、真庭市北房地区からは車で約50分ほどで着きます。
女滝の上入り口の少し上に駐車場があるようなのですが、そこへつながる道は現在拡張工事中で完全に進入禁止になっていました。
そのため、ふもとの女滝(めんだき)の入りぐちに路上駐車をせざるをえません。路肩の広いスペースも特にないため、複数の観光客が訪れた場合は、道沿いに駐車することになりそうです。
服装
僕らが訪れた梅雨の時期は、7月でも肌寒く感じるほどでした。
じっとしていると寒く感じますが、遊歩道を歩きますので、半袖Tシャツに長ズボン程度で大丈夫です。
お子様が小さければ抱っこして遊歩道を歩くことになりますので、長袖だと逆に暑くなるかなと。
靴はスニーカーのような歩きやすいものだと安心です。
子供は雨上がりであれば長靴、そうでなければ普段の靴であれば良いと思います。腐葉土により水の浸透が良く、水溜まりやぬかるむポイントは少ないため、そこまで歩きにくさはないです。
漆などの植物は無く、蚊はそんなに飛んでいなかったので、お子様は半ズボンでも大丈夫だと思います。あれば虫よけスプレーをしていれば確実です。
女滝から不動滝(男滝)へのルート、遊歩道の様子
女滝は高さ5メートルほど、優しい印象です。

女滝への入り口まで滝の音が聞こえてくるほどゴーゴーと音を立てて水が滝つぼに流れ込んでおり、男滝(おんだき)と比べて優しい印象と言えます。
女滝をぐるりと回るように、遊歩道が作られていて、女滝から100mほど落ち葉の上を歩いて男滝を目指します。
遊歩道は川沿いに続いており、途中に流れる川の水が本当にきれいで、今が暑い夏であったなら足を入れたくなる衝動にかられます。

川の両岸にはコンクリートが配置されていることもないため、旭川の源流を思う存分見て楽しむことが出来ます。
周囲の草は刈ってあるし、石組も特に崩れていることもないため遊歩道の整備は行き届いている印象でした。
途中一本の倒木が道を塞いでいますが(2019年7月現在)、子どもでもまたぐって進める程度のもの。歩きにくいことはないですが、関係者の方には搬出か撤去をお願いしたいところです。
遊歩道を歩ける子供の年齢
落ち葉が堆積している遊歩道です。

雨上がりであったであろう本日(7月14日)もとくにぬかるむことはなく、4歳の娘もすいすい歩いて登れる程度の道なため、小さいお子様のおられる家族連れでも不動滝(男滝)まで十分歩けると思います。(まだ2歳にならない息子は主に抱っこで進みました)
不動滝レビュー
少しアップダウンを繰り返しながら歩いていくと、女滝よりひときわ大きな滝、不動滝(男滝)が現れます。
久々に滝を見る僕にとっては、不動滝は『おおおぉぉぉ!!!』と思わず感嘆の声をあげていました。

滝とは結構離れているのに、25メートルの高さから落下する水の勢いを、風に乗って体全体で体感できます。
清涼感は抜群です。
抱っこしている息子に「うわー、すごいねー」と話しかけると、何やら不安そうな表情。
自分一人で立たせて、滝の迫力を体感させてやろうと、岩の上に下ろすと、泣き出す始末。残念ながら一歳の息子には迫力がありすぎたようです。
不動滝周辺を歩く時に気を付けるポイント
滝に近づこうと岩の上を歩く場合は気を付けてください。
大変滑りやすいです。娘は妻と手を繋いで何とか岩の上を歩いていましたが、かなり慎重になっても良いくらいです。

ただ、滝周辺の岩の上より、不動滝エリアの入り口にある太鼓橋のような小さな木の橋の上が一番滑りやすかったですけどね。ここは本当に油断禁物です。
涼しさを味わったら、道の駅「がいせんざくら新庄宿」でご飯・休憩
道の駅「がいせんざくら新庄宿」では食堂とテイクアウトできるピザがあります。
僕たちはお昼前に出たので、まず道の駅で昼食をとりました。
僕が選んだのは「牛もち丼」650円。ご飯の代わりに新庄村特産の「ひめのもち」が3個入っています。
ヒメノモチはもち米の品種名です。新庄村ではヒメノモチをお餅に加工して「ひめのもち」として売り出しているのですね。
甘辛く味付けされた牛肉で、つゆだくにされた丼は、なかなか食べ応えがありました。
先に言いましたが、お餅がご飯の代わりに入っています。番号を呼ばれて、食券を持って配膳カウンターで牛もち丼を受け取り、テーブルで丼に箸をいれるまで、牛丼の上にお餅が乗っているものだろうと思っていたのです。
ご飯を食べたかった僕としては、牛肉の下にお餅があったので少々面食らったのですが、なかなかおいしいお餅であったので満足しました。
他にもヒメノモチの米粉を原料に使用した「新庄ししメン」もおいしいです。娘が頼んでいたので、少し麺をもらいました。
米粉麺は初めて食べたのですが、モチモチとした触感はやみつきになりそうです。スープはあっさり味。チャーシューが猪肉で、噛みごたえがあるお肉で、しっかり肉の味を楽しめます。猪チャーシューは、珍しいと思うので、このチャーシューを食べるだけでも価値があります。
また、村のマーケットコーナーには、新庄村を代表するひめのもちや、新庄村の野菜などを使用し村民が作った特産品が販売されています。
トイレはきれいで、小さなお子様のおむつ替え用の台が男子用トイレにも設置されています。
有限会社 安達商店 ホームページ
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