いつものジョグ10キロ。Eペースで。
片道5キロの往復を走っていても、日々他のランナーとすれ違うことはありません。
それは僕にとっては気楽なのですが、なぜかを少し考えてみました。
ランニングがブームと言われて久しいが、本当にそうなのか?
僕はまだ本格的に走り始めて一年ちょっとではあるけど、走っている人にランニング中に出くわしたことは数えるほどだよ。
それもそのはずだ。
2018年では年1回以上ジョギング・ランニングをしている人は9.3%、全国で964万人ほどいるらしい。(出典:笹川スポーツ財団)
年1回以上って。。。調査の基準!
基準への疑問はさておき、これが週1回以上となると、5.3%。週2回以上となると、3.6%となる。
ほとんど、いねー!(笑)
待て待て。全国に964万人もいるんだから、我が町、真庭市(岡山県)ではどうなんだ。
都市規模別のジョギング・ランニング実施率も載っているので見てみると、
・東京都区部 13.4%
・20大都市 10.7%
・人口10万人未満の市 9.7%
・人口10万人以上の市 8.3%
・町村 6.0%
らしい。真庭市は人口4万5千人ほどだから、人口10万人未満の市の9.7%に該当。
単純に計算すれば、真庭市では年間1回以上ジョギング・ランニングしている人は、4,365人いることになる。
1日になおすと、約11人の人が真庭市のどこかで走っている人がいるということになる。
ほとんど、会わねーわ!(笑)
走る人があまりいないということは、ランナーの常識というか現実というか、まあそういうのを知っているひとも少ないというこだ。
普段ジョギングしている人ですら、真庭市で11人という状況で、フルマラソンを走ろうなんて(良い意味で)変態はそういない。
フルマラソン走ってます、なんて言う日には、
「3時間以内で走れたりするの?」
とか普通に聞かれる。えっ?てなったよ。
いやいや、3時間切って走ってる人なんかそうそういないから。
そこで「いやいや、こないだなんとかギリサブ3.50(3時間50分切り)できたぐらいですよ」
といった日の、反応の薄さといったら(笑)
「ふーん。。。うん、すごいじゃん。。。?」
みたいな。いやいや、4時間切れる人も、実はそんなにいないからね。
この伝わらない感覚は、無農薬の米作りにおける「あれ」とおなじだ。
真夏の炎天下にやる、あれ。
そう、除草だ。草抜きのことね。畦じゃなく、田んぼの中の草ね。
「今年も草生やしてしまったから、本当草抜き大変でしたよ」
って草抜きどころか、米作りしたことない人に話したときに、返ってくる言葉は大体こうだ。
「なんで薬(除草剤)しないの?」
ってなるんです(笑)
無農薬というか除草剤を使わない米作りをしている人は、とってもマイノリティだということを忘れてはならない。
米を作っている人は全国で何万人、何十万人もいるけど、無農薬、特に除草剤を使わずに作ってる人になると、途端に少なくなります。
有機JASという、いわゆる「無農薬なんたら」と名のるために必要な基準があるが、それを満たしている農地は全国でわずか0.2%ほど。1%もないという驚きの事実。
フルマラソンを走っている人も、無農薬で稲作っている人もどちらもマイノリティ。
皇居周りにはいつもランナーがいるだろうけど、田舎にいくほどランニング中には人に会いません。
ただ、僕は誰もいないほうが気持ちよく走れるたちなので、とても気分は楽です。
今朝も真っ暗の中、ジョグを楽しんできました。
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