いまだに終息のめどがたたない「コロナ騒動」に辟易しているわけですが、ひとまず冷静になり、現状を見つめてみたいと思い、発表されているデータをもとに、PCR検査を受けた人における陽性者数と、全人口年代別に陽性率を簡単に計算してみました。
陽性率の前にまずは死亡率を見てみたいと思います。
現在、新型コロナウイルスは感染症第2類に分類され、その致死率の高さから全国民が恐れをいだいているからです。
まず、感染し発症すると死亡率が高いとされている高齢者からいってみましょう。
80代以上、陽性者数17,399人、死亡数2,141人、死亡率12.3%
感染し発症すると10人に1人以上が亡くなってしまう、という状況ですね。
70代 陽性者数18,465人、死亡者数839人、死亡率4.5%
60代 陽性者数21,428人、死亡者数293人、死亡率1.3%
ちなみに、高齢者の定義は75歳以上とされています。
高齢者に限って集計すると
高齢者(75歳以上) 陽性者数35,864人、死亡者数2,980人、死亡率8.3%
となります。
陽性者数を参考にしたサイトの数値では70代以上というくくりしかなかったので、75歳未満も含まれていますが、およそこの程度の数字になると思われます。
つまり、高齢者(75歳以上)に限ってみると10人に1人も亡くなってはいない状況です。
続きます。
50代 陽性者数33,344人、死亡者数97人、死亡率0.2%
40代 陽性者数36,735人、死亡者数32人、死亡率0.08%
ここまで年齢が若くなると、100人に1人も亡くなってはいない、ということですね。
では、最後に僕の年代、30代ではどうでしょうか。
30代 陽性者数39,432人、死亡者数10人、死亡率0.02%
1,000人に1人も亡くなっていはいない状況です。
さて、ここからが本題。
そもそも、全国民における陽性率はいかがなものでしょうか。
ここでいう陽性率とは、「新型肺炎ウイルスによる症状があるか無いかを問わずPCR検査を受けて陽性と診断された人」と、「PCR検査を受けていない人と受けたけど陰性だった人」との割合を指します。
80代以上 984.8万人 陽性率0.17%
超高齢者と呼ばれる80代以上の方々においてですら、陽性率、つまり検査を受けて陽性と診断された人は100人に1人もいないようですね。
70代 1,397.1万人 陽性率0.13%
60代 1,809.9万人 陽性率0.11%
50代 1,544.6万人 陽性率0.21%
40代 1,839.5万人 陽性率0.08%
30代 1,560.7万人 陽性率0.25%
どの年代においても、陽性率は1,000人のうち3人に満たないほどのようです。
先に述べた通り、ここでいう陽性率とは、新型肺炎ウイルスによる症状が出たかどうかというより、PCR検査を受けて陽性反応が出た人を指しています。
以上のことから分かることは、
検査を受けて陽性と診断された無症状の人から、感染して風邪のような症状が出た人、もしくは重症化して肺炎の症状が出た人まで全部含めて、1,000人のうち3人に満たないというのが現状です。
重症化した人、死亡された方はもっと少ない割合だということが分かります。
ちなみに、全年代で陽性反応が出た人は1月6日時点で、251,647人、
回復した人は、218,851人、割合にして86.9%以上の人は既に回復しているようです。
※死亡者・重症者ともう一つ、要治療という分け方がサイトではされています。要治療とはどの程度の症状が出ている状態なのかは分からないので除いて計算しています。
全国民がPCR検査を受けているわけではありません。
ですので、受けていないだけで、感染していても無症状の方々も大勢おられるでしょう。
そうした人たちのうち今後検査を受ける人が増えるにつれ、最終的な死亡率はもっと低くなることが専門家じゃなくても簡単に予想できますよね。
そもそも、陽性反応が出る割合が80代以上の方々ですら100人に1人もいないんですよ?
いつまでも2類に指定せず、さっさと5類に下げたらいいんじゃないかと思った次第です。
そうすれば、熱・鼻水・咳など風邪の症状が出た時、インフル対策のように家でマスクして水分とって寝ていればいいのです。
軽症なのにわざわざ病院のベッドを使わなくてもいいのです。
何度でも言いたい。
さっさと5類に下げインフルと同じ扱いにすれば、これまでの騒ぎは終わりです。
参考
東洋経済ONLINE 新型コロナウイルス国内感染の状況
日本の人口と世帯
論座 新型コロナの「指定感染症」は過剰。
新型コロナ「検査の陽性者」=「感染者」ではない。。。!
武田クリニック コロナ雑感:PCR検査の問題点
すこやか子どもクリニック 「新型コロナかどうか」よりも大切なこと
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